Gitとは

Gitはバージョン管理システムの一つです。

プログラムを書くとき、通常ファイルを編集しては実行して、また編集しては実行して、という作業を繰り返します。

例えば新しい機能をプログラムに追加するとき、そのまま直に編集してしまうと、もしもうまくいかなかったときに、どこをどう編集したのかを思い出して元に戻すのは大変ですよね。

そこでGitを使えばプログラムを編集する前に、編集前の状態を保存しておき、もしもうまくいかなかったときには、編集前の状態に戻すことができるようになります。

ゲームなどでよくある「セーブ」や「チェックポイント」のようなものです。

用語を覚えよう

Gitを使うときに覚えておくと便利な用語を紹介します。

リポジトリ

Gitで管理するファイルやフォルダの集まりのことをリポジトリと呼びます。一般的に1つのプロジェクトに対して1つのリポジトリを作ります。例えば「計算機」を作ろうと思ったら、その計算機を作るプロジェクトのフォルダをリポジトリとしてGitで管理するようなイメージです。

コミット

Gitでリポジトリを管理するときに、リポジトリの状態を保存することをコミットと呼びます。これが「セーブ」や「チェックポイント」にあたります。機能が追加されたときや、バグが修正されたときなど、リポジトリの状態が変わってある程度キリがついたときにコミットをします。こうすることで後でした変更を取り消したり、過去の状態に戻したりすることができます。

ローカルとリモート

ローカルとは自分のパソコンのことを指し、逆にリモートとは自分のパソコン以外のパソコンやサーバーのことを指します。 Gitではローカルのリポジトリとリモートのリポジトリを同期させることで、複数人で同じプロジェクトをコードを書いて共同開発することができます。リモートのリポジトリは外部サービスを使って作ることが多いです。一番メジャーなのは GitHub です。

プッシュ

ローカルのリポジトリの変更をリモートのリポジトリに反映させることをプッシュと呼びます。

プル

リモートのリポジトリの変更をローカルのリポジトリに反映させることをプルと呼びます。